「あさが来た」のディーン・フジオカ、「真田丸」での草刈正雄、「ごちそうさん」でのキムラ緑子、「相棒」での六角精児、「龍馬伝」での佐藤健や香川照之、「花子とアン」での吉田鋼太郎、「おちょやん」ではトータス松本、・・・。主役とは違った役割ながら、そのストーリーに欠かすことのできない光る演技と存在感に、グッとくるものがあるんです。
今回取り上げてみるのは、そんなポーリッシュポタリーの中の脇役的な器。主役ではないけれど、キラリと光る存在でテーブル周りを固めてくれる頼もしい存在です。無くてはならない訳でもなかったけれど、いつの間にか欠かせないものになっていたり、痒い所に手が届くような実はとっても重宝するものたちをご紹介してみます。
コーヒークリーム、紅茶用のミルク入れ。出来上がった料理にお好みで、またはちょっと振りかけたいソースやドレッシングなどを入れて料理の脇に添えて使ってみると、少し気取って見える効果があります。
使った後の紅茶のティーバッグやカップ毎に使ったコーヒードリッパーを置くためのトレイ。正直、無くても事足りるトレイですが、あればとっても嬉しくて気分が上がる、その愛らしさが存在理由です。
箸を使って食べる食卓の品格が増す効果は絶大です。上品で、行き届いた感がこの箸置きを置くだけで添えられる、まさに名脇役です。
天つゆに添える大根おろしや塩、カレーライスに添える福神漬けやらっきょう、納豆に混ぜる浅葱、そんな感じで使っている方が多い持ち手の付いた小鉢です。オードブルや突き出しの小さなおかずを盛り付けるのもおすすめです。
文字通り、食事時に役に立ってくれる器です。製造元での愛称は「バナナ」。お皿の内側や外側に置きやすいように弧を描いた形をしています。魚の小骨やフルーツのへたなどをこの器にポイっと入れて使います。
和食器なら豆鉢と呼ばれる小さな小さな器です。珍味や薬味を入れたり、漬物や佃煮を一箸添えたい時にぴったりです。大きな器に囲まれて、ちょこんとある姿もまた可愛らしいものですね。
例えば甘納豆やマロングラッセ、缶に入った小さなクッキーなど一粒つまんで食べるような状況で真価を発揮してくれる、というのは大袈裟ですが、この小魚トレイがあったらなかなか便利です。テーブルが汚れないし、見た目も綺麗で心が和みます。
多くの方が既にお持ちだと思いますが、醤油や酢をテーブルに置く入れ物として、ちょっとこだわりたい貴方に是非おすすめしたい容器です。ポーリッシュポタリーの故郷、ボレスワヴィエツの老舗製造元が日本のために作ってくれた特注品です。
朝食にゆで卵を食べる方へのおススメがエッグカップです。卵をテーブルでコンコンして座りをよくするから要らない、 と言われればそれまでですが、あればスプーンで卵の上を叩いて砕き、半熟の卵をスプーンで食べやすくしてくれます。
ポーリッシュポタリー界のバイプレイヤー的な数々、いかがでしたでしょう。そうそう、バイプレイヤーという言葉は、実は和製英語だったんですね。英語で脇役は、"supporting actor"だそうです。しっかりと脇を固める存在が、主役を一層引き立て、さらには食卓のスパイス的な役割を担っているところも見逃せない、と感じていただければ嬉しいです。