Stanislaw Wiza(スタニスワフ・ヴィザ)氏
先日のポーランド訪問で特に印象深かった人物の1人です。WIZA社の創設者で、現在84歳。WIZA社特有のフォルムは、このWIZA氏が作り上げてきたものです。手にしておられるのは、W101-25Aのマグ。WIZA社のこのフォルムは、とてもチャーミングですね。作ったご本人が持っておられる姿は結構貴重かも(笑)。
Lidia(リディア)さんと2人でいると、やはり親子。当たり前ですが似てますね。
2011年に製造所で作業着姿の時にお会いして以来です。「今でも働いていらっしゃいますか?」という質問をした時に「まだまだやる時はやる!」ときっぱり仰ってました。時々ギャグも入りつつの受け答えもなんだか楽しくて、とてもユニークな方です。
お会いした記念に本をいただきました。ポーランドの激動の時代を乗り越えてきた方だけあって波瀾万丈な人生が記録されています。また、現在のボレスワヴィエツ陶器関係者の中では最も年長だとも伺いました。毎年8月に行われる陶器祭りの際に町の鍵を預かるのはWIZA氏の役目とも聞いています。
WIZA氏が手にしているマグの柄、実は「カモミール」です。本を開くと、ボレスワヴィエツの陶器組合の衣装を着けたWIZA氏が写っています。WIZA社を代表する柄「緑色のカモミール」をあしらった陶器の装飾のついたユニフォームです。