ゴウォムプキ(ポーランドのロールキャベツ)
皆さんこんにちは、カーシャです!
随分寒くなりましたね。先日店長が紹介していたポルスカの料理はホームシックになるほど美味しかったです。実家の味が恋しくなったので、自分でポーランド料理を色々作ってみました。今回はその一品を皆さんに是非紹介したいと思います。ポーランドの伝統的な料理で、日本の家庭でも簡単に作れるロールキャベツのGołąbki (発音:ゴウォムプキ)です。意味は「鳩ちゃん」ですが、鳩の肉を使うという訳ではありません。見た目は日本のロールキャベツに近いこのGołąbki。豚肉のミンチにご飯を混ぜ、キャベツの葉っぱに包みます
中央・東ヨーロッパに普及しているキャベツは、ポーランド料理にもよく使われており、食事のおかずとして主に庶民に食べられていたそうです。ポーランドではキャベツの中に子供がいると信じられ、「キャベツの頭」という表現もあります。「バカ」という意味ですが、こんな感じでポーランド人にとってかなり身近な野菜です。
昔の伝説によると、ポーランド王のKazimierz IV Jagiełło(カジミェシュ4世ヤギェウウォ)が、1465年頃にマルボルク城外で行われた、ドイツ騎士団に対する十三年戦争における重要な戦いの前に、兵士にGołąbkiを食べさせました。肉と野菜の栄養豊かな料理ですので、兵士たちはすぐ元気になり、ドイツ騎士団に奪われたお城を奪還したとのことです。
写真:平皿24cm(Z1001-226A)
《材料:約4人分》
合挽肉(または豚挽肉) 500g
ご飯 約1カップ
玉ねぎ 1個
キャベツ 10-15枚位
トマト缶(カット) 1缶
塩コショウ
野菜ブイヨン 2-3カップ
《作り方》
1) みじん切りにした玉ねぎを炒める。
2) ひき肉に炒めた玉ねぎとご飯を加え、塩コショウで味を付け混ぜる。
3) 包みやすくするために、キャベツを茹でる若しくは電子レンジにかける。
4) キャベツの葉に肉を包んで、ロール状にする。
5) 残ったキャベツの葉を数枚鍋に敷いて、その上にロールキャベツを置き、下に敷いた葉を十分浸すように野菜ブイヨンを1カップ程度注ぐ。
6) 鍋に蓋をして弱火で蒸し焼きにする。ロールの大きさによって蒸し時間は違いますが、約1~2時間程度かかります。ブイヨンが無くならないよう、時々ブイヨンを注ぎ入れます。
7) トマト缶を入れて塩コショウし、火を少し強めてトマトソースがしみ込むまで少し煮込む。
肉は、豚肉だけでもOKですが、牛肉を混ぜることも多いです。私は牛肉と混ぜた合挽肉が好きなので、今回は合挽肉を使って作りました。このゴウォムプキ、ポーランドでは、ジャガイモを添えて食べるのが普通で、ポーランドの子供たちの大好物です。みなさんも是非作ってみてください!